大学生で留学に行きたいけど、留学に必要なお金がなくて困っている。
今回はこんなお悩みを解決する記事を書きます。
この記事を読めば、お金がない大学生が留学を実現させるために今できることがわかります。
私は、大学時代に2度の留学を経験しました。
2回も留学に行くチャンスを得たことはラッキーでしたが、どちらのタイミングも留学のための金銭的な余裕は全くありませんでした。
それでも、「留学に行く」という確固たる思いだけはあったので、なんとかやりくりをして二度の留学を実現させました。
この記事では私の経験をもとに、「お金がない大学生が留学実現のためにできること」を3つの視点から書いていきます。
- 留学にかかるお金の全体像(初期費用と生活費)
- ①留学準備のために支出を抑える
- ②留学準備のためにお金を貯める
- ③留学先での生活費の工夫
- 親に留学資金を助けてもらうことについて
記事を読み終えると、「お金がない大学生でも留学実現は可能だ」ということがわかると思います。
留学中だけでなく、留学をどう実現させるか、という準備期間にも学ぶことはたくさんあります。
計画的にお金を貯める訓練にもなり、留学準備中に身についた金銭スキルは社会人になってからも大変役に立ちます。
気になった人はぜひ読み進めてみてください。
Contents
留学にかかるお金(初期費用と生活費)
留学にかかるお金は大きく分けて2種類あります。
初期費用と留学先での生活費です。
初期費用
以下の費用が留学の初期費用にかかるものです。
- 現地の学校の入学金・授業料
- 航空券
- 海外健康保険
- ビザ費用
- 留学エージェント費用(使用した場合)
留学形態・留学先と期間によって変動するので、一概に言えませんが、ざっと100万くらいは必要になるかと思います。
〜私の経験談〜
一度目のオーストラリア短期留学は、大学が主催するパッケージ型の留学でした。
その留学費用は3ヶ月のプラン(学費・航空券など込み)で70万ほどだったと思います。
3ヶ月の留学中も日本の大学に学費を払っている状態だったので、トントンになりますね。
二度目のチェコへの留学は、大学の提携する交換留学(1年間)という形でした。
日本の大学に授業料を払う代わりにチェコの大学の授業料は無料でした。
そのため、航空券・海外健康保険・チェコの学生ビザ代がメインの初期費用でした。
ざっと50万円ほどだったと思いますが、日本の授業料を入れるとトータルで100万以上はかかった計算になります。
これらは初期費用なので、100万貯めたとしてもほぼほぼの確率で留学に行く前に全てなくなる、または学費として消えていきます。。。泣
留学先での生活費
もう1つの留学にかかる費用として、留学先での生活費が挙げられます。
主な生活費
- 滞在費(寮・アパート・ホームステイなど)
- 食費
- 交通費
- 通信費
- 日用品代
こちらは、留学先の国の物価に大変左右される部分です。
Apple製品を買うなどであれば全世界で価格は似たような額ですが、家賃や食費などは国によって差が大きいです。
例えば私が留学したオーストラリアとチェコ共和国では寮費の違いはこれだけあります。
大学の寮費平均(週) | |
オーストラリア | 約15,000円/週~約30,000円/週 |
チェコ共和国 | 約2,700円/週 |
週でこれだけ違うのですから、1ヶ月、1年と考えるとものすごい出費の違いになりますよね。
オーストラリアとチェコを比べるのもなんですが、選ぶ国によってこれだけ差ができる、ということをお伝えしたいです。
よって留学先を選ぶ際は、物価についても考慮に入れることをオススメします。
以上、留学にかかる初期費用と生活費についてでした。
留学費用自体を抑える工夫については別の記事で取り上げられたらと思っています。
では、留学のためにこれだけの費用が必要であることを踏まえた上で、大学生がどんな工夫ができるのか、みていきましょう!
資金準備のために支出を抑える方法
貯金はダイエットに似ていますが、まず大きな支出を抑える工夫をしましょう。
大学生ができる大きな支出を抑える工夫は以下だと思います。
私立大学ではなく、国立・公立大学に行く
これは私が達成できなかったことなのですが、長い目で見て、私立大学に行くことは金銭的に本当に負担になります。
国立か私立か、というだけで学費が大きく違います。
「留学に行く」ことが目的の場合、国立大学で勉強するだけで何百万円も節約することができるのです。
私は国立大学に行けるだけの頭がなかったために私立大学に進んだのですが、その奨学金の返済に頭を悩ませる毎日です。
過去には戻れませんが、「もっと勉強を頑張っていれば!」と思う節はよくにあります。
ちなみにですが、留学のために大学を辞める、という選択はオススメできないです。
日本の大学に進学したのであれば、途中で行く意味を失ってしまったとしても卒業した方がいいです。
卒業後に別の学位が取りたい、となった際に大学卒業の資格が条件になることがあるからです。
実家に住む
下宿ではなく、実家に住むのも留学の資金貯金のために有効な手段です。
私は、国立大学に入学することはできませんでしたが、私立大学に自宅から通っていたためにお金を貯めることができました。
家族と住むことで家賃・食費をグッと抑えることができます。
留学に行きたい人は、すぐにでも家を出たい気持ちが強いと思いますが、将来のことを見据えて、少し堪えてお金を貯めましょう。
以上、留学準備のために支出を抑える方法でした。
では逆に貯金を増やすためにできることをみていきましょう。
すでに一人暮らしをしている場合
すでに一人暮らしをしている学生さんの場合であれば、家賃を抑える工夫ができるかと思います。
例えば、【オークハウス】 で初期費用を抑えて引っ越せば、長期的には貯金をすることも可能であると思います。
私自身もオークハウスを利用したとこがありますが、
とにかく費用を抑えられて、引っ越しができたことが大きな利点でした。
留学準備のためにお金を貯める方法
アルバイト
留学資金のためのアルバイトは、私が留学のために一番頑張ったポイントです。
お金がないのであれば、働いて稼ぎましょう。
私は文学部であったので、大学の勉強はそこまで忙しくありませんでした。
なので、平日・休日問わずシフトを入れられる日にはとにかく働いていました。笑
最近はどんなバイトが稼げるのかよく知りませんが、私は時給1,600円のホテルでの宴会スタッフのバイトで留学資金を稼いでいました。
結婚式や企業の宴会などのイベントを1日に3回こなしたことは今でも覚えています。
体力的にキツかったですが、この時はとにかくお金が欲しい一心で働いていました。
それが今となっては、この時に学んだ接客スキルが、オーストラリアに来てから高級レストランでの仕事に大変役に立っています。
このように毎日頑張っていれば、その努力が意外な形で報われることがあるので、毎日がんばりましょう。笑
奨学金を利用する
私は大学時代にJASSO(日本学生支援機構)の奨学金を利用していました。
JASSOの奨学金といっても返還が必要なものなので、何十年もかけて返済していくものです。
資金に余裕があるならば借りない方が良いものではありますが、
同時に低い利子で借りられるというのは利点でもあるので必要に応じて検討してみましょう。
ちなみにJASSOは、日本の大学に在籍した上での留学の場合には、
届け出を出せば留学中も同じ金額を受け取ることができます。
私の場合、毎月に支払われる奨学金のうち、
半分を留学先での生活費、もう半分を日本の大学に支払う授業料の足しとして利用していました。
奨学金については、調べてもらうと返還不要なものもあるので、
ぜひご自分で調べてみるもの良いです。
親に理解してもらう
留学に行くことについて親に理解してもらうことも大事なポイントです。
留学に行きたい人は、自立した考えを持った人が多く「自分で全部するんだ!」という気持ちもよくわかります。
私も大学生の頃はそうでした。
でも、ただの大学生に留学資金を全て賄うのはかなり無理がある、ということを自らの経験で学びました。
私は自分で留学資金を準備するんだ!と意気込んでいましたが、実際には、現地での生活費は親にかなり助けてもらいました。
自分で全てするのではなく、必要であれば助けを求めるのも大事なポイントです。
必要な時に助けが求められるように、日頃から親や周りの人との関係を良好に保つことの方がずっと大切であると思うのです。
留学に行きたい思いがあるのであれば、なぜ行きたいのかという点を親に理解してもらいましょう。
ただ、親からの援助について「親に全額出してもらう」という点には疑問が残ります。
私も親に助けてもらっているので、偉そうなことは言えません。
でも、留学資金の一部でも自分で稼いだお金で留学に行くとなると、お金を大事に使うことを学ぶことができます。
また、「人は1人では生きていけない」という当たり前のことを学ぶ機会にも、計画的にお金を貯める訓練にもなり、その留学準備中に身についたスキルは社会人になってからも大変役に立ちます。
初めから親を頼りにするのではなく、できる分は自分で頑張ってみることが大切かな、と個人的に思います。
まとめ
以上、「お金がない大学生が留学実現のためにできること」でした。
お金持ちの人はわかりませんが、「お金がない」は多くの人が経験する人生におけるテーマでもあると思います。
お金が十分にない状態でもできることはたくさんあるし、工夫して達成する道筋が楽しかったりしますよね。
留学に行くお金がなくて困っている、という人はこの記事に書いてあることをぜひ実践してもらえたら嬉しい限りです。
英語力にも自信がないよ、という方にはぜひこの記事もどうぞ。
私自身、留学で人生がひらけたように感じている1人です。
叶えたい目標があるならば、そのゴールに向かって努力するのみです。
ではでは〜!