社会人留学に興味があるけど、具体的なプランが決められない。。。
またはワーホリがもうすぐ終わってしまうので、学生ビザで延長したい。。。
こんなお悩みのある方に、私のオーストラリアのマーケティング資格取得の体験談を紹介します。
この記事を読めば、社会人留学の一歩を踏みだすきっかけが見つかるかもしれません。
私は1年間ワーホリとしてオーストラリアで生活した後に、
学生ビザに切り替え「Certificate Ⅳ Marketing and Communication」という資格を取得しました。
この経験をもとに、社会人になってから学生ビザで資格を取得する、ということについて書いていきます。
この記事では、
- 私がワーホリビザから学生ビザに切り替えた理由
- マーケティングの資格を取ろうと思った理由
- 学校の決め方
- 資格の勉強で何を学んだか
- 資格取得後の進路について
- マーケティング資格取得のメリット・デメリット
について書いていきます。
記事を読み終えると、社会人になってからの留学のリアルな感想を知ることができます。
この資格自体は入門レベルなので未経験であっても勉強できますし、
その先の努力次第では大学進学や転職に活かせる可能性も十分にあります。
少しでも興味があれば、ぜひ読み進めてみてくださいね。
Contents
私がワーホリビザから学生ビザに切り替えた理由
私が「留学」を決めた理由は、
- オーストラリア滞在を延長したかったから
- 今後のキャリアに役立つ資格を得たかったから
この2点です。
オーストラリア滞在を延長したかったから
私はもともとワーキングホリデービザでオーストラリアに来ていました。
このビザは1年で切れてしまうので、
その先も滞在を延長したかったら、次のビザを準備しなければいけません。
ワーホリで来ている人は、ファームジョブなどをしてセカンドワーホリをゲットする人も多いです。
しかし、ビザのためだけにシティから何時間も離れたところで何ヶ月も肉体労働をするのは私にはムリ。
こんな理由から学生ビザに切り替えて、オーストラリア滞在を延長することにしました。
ファームジョブは当たり外れあるそうですが、いろんな意味で日本では絶対にできないような経験ができると思うので、
若くて体力に自信がある人だったら全然アリだと思います!
今後のキャリアに役に立つ資格を得たかったから
日本では、大学卒業後にIT系の企業で働いていましたが、
ワーホリ帰国後に同様の仕事にはつきたくないな〜と思っていました。
新しいスキルを身につけることは、
帰国してもしなくても、どこにいても役に立つと思ったので、
これを機会に興味のあることを学ぼう!となりました。
マーケティングの資格を取ろうと思った理由
マーケティングを学ぼうと決めたのは、
- ビジネスの基礎が学べるから
- どんな仕事をするにも役に立つから
- ビジネス系の資格は学費を抑えることができるから
この3点が主な理由です。
ビジネスの基礎が学べるから
「モノを売る」ための基礎知識を体系的に知りたかったのです。
前職のITの仕事では、企業のITシステム構築に携わっていましたが、
そもそも企業の仕組みというものを全く知らなかったために、大変苦労しました。
この経験から「私はビジネスというものを何も知らないんだ」と思い知らされました。
全体像がわからないと納得いかない性格なのですが、
「ビジネスの基礎はマーケティング」という何処かの名言を信じて、
いつかはマーケティングを学びたい、と思っていました。
どんな仕事をするにも役に立つから
マーケティングは、どんなビジネスにも欠かせないものです。
- 商品に興味を持ってもらうきっかけづくり
- リピーターを増やす作戦
- ブランドづくり
などは、何を売るにしても共通する大切なポイントです。
この先どんな職業につくにしても役に立つと思ったので、
マーケティングの資格を取ることにしました。
ビジネス系の資格は学費が比較的安いから
海外で資格を取るとなると、気になるのが学費ですよね。
意外と知られていないかもしれませんが、
オーストラリアの専門学校のビジネス系のコースは学費が比較的安いです。
例えば、私が通っていたAustralian Pacific College という学校の
「Certificate IV in Marketing and Communication」というコースの学費はなんと年間6000ドルでした。
調理系や医療系などの専門的なコースになると学費がかなり高額になるので、
学費を抑えて海外で勉強したい方はビジネス系に絞って考えてみることをオススメします。
行く学校の決め方
オーストラリアで留学すると決めたら、
ズバリ、留学エージェントのサイトをチェックするだけでかなりの情報を得られます。
チェコに留学したときは、ビザの情報などネット上にはほぼ皆無でしたので、
オーストラリアの留学は情報が手に入りやすくっていいですよ〜☆
Googleで、
「オーストラリア 留学 ビジネス」
「オーストラリア tafe 留学」
など調べて、留学エージェントのサイトを探しましょう。
この辺りのサイトがヒットします。かなり情報を得られます。
留学先のコースには、英語のレベルや学歴の最低条件がある場合があるので、そこもちゃんと確認しましょう。
色々みた中で良さそうなエージェントに問い合わせ、
留学を希望している旨を伝えましょう。
LINEで簡単に留学エージェントの方と連絡が取れるなんて便利な時代になりましたね〜☆
同じ資格で同じ期間でも、学校によって払う学費にかなり差があったので、
学校を決めるときは、ちゃんといくつかの学校を比較することを強くお勧めします。
マーケティング資格の勉強で何が学べるか
Certificate IV in Marketing and Communicationの内容は以下です。
ざっくりいうと、マーケティングについてゼロから学ぶコースです。
下の科目を1年かけてを学びます。
- Marketing Communication 1
- Marketing Communication 2
- Digital Solutions
- Presentation Skills
- Marketing Ideas
- Selling Directly
- Market Profiles
- Fundamentals of Public Relations
- Effective Leadership
- Products and Services
- Digital Media
私が受講した時は、コロナの影響で全てオンラインでの授業でした。
評価は課題提出と出席でつけられます。
各科目に2回ずつ課題が出て、合格ラインに達しなかった課題は再提出して合格しなければいけません。
出席して課題さえ提出すればパスできるので、大学の試験などに比べれば簡単かな、という印象です。
私の通っていた学校では、課題が再提出になった際に提出期限が設けられるのですが、
その期限に遅れてしまった場合は、70ドルほどお金を払って再提出しなければなりませんでした。。。
なんでもお金で解決する国ですね。。。
コースを受けた感想
Certificate IV in Marketing and Communicationのコースを受けた感想としては、
「マーケティングの基礎の基礎が身についた」です。
マーケティングの種類やトレンドの変化、マーケティングプランの組み方、マーケティングと関連が深い法律についてなど、
広く浅く学んだ、という感じです。
この知識だけで会社のマーケティング部で働けるか、と聞かれたら厳しいです。
というのも、マーケティングプランの組み方が分かっても、
「そのプランが現実的に行えるのか」「その予算の組み方で本当に利益を出せるのか」といった視点では全く知識が足りないと感じたからです。
そういった意味では、Diplomaに進んでより深い知識をつけた方が、就職にはつながると思います。
資格取得後の進路について
入門レベルである「Certificate IV in Marketing and Communication 」のコースが終了したら、
1つ上のレベルである「Diploma in Marketing and Communication」のコースに進むことができます。
Diplomaでは、マーケティングやビジネスについてさらに詳しいことを学ぶことができます。
また、Diplomaも終えたら学校によっては大学編入のパスがあるところもあります。
一回資格を取って終わり、ではなく次につなげられる資格であることはいいですね。
上でも触れましたが、Certificate IVが就職につながるかといえば、厳しいんじゃないか、というのが率直な感想です。
コース終了時点で資格はあっても、経験も実績も積んだわけではありません。
本当に仕事につなげたかったら、マーケティング職の求人に過去の経験はほぼマストなので、
自分でインターンなどでの経験を積むことが必要ではないかと思います。
CertificateⅣ in marketing and communicationの資格取得のメリット・デメリット
オーストラリア留学でマーケティングの資格をとるメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット
どんなビジネスにも共通する基礎が学べる
マーケティングがどんなビジネスにも共通する必須知識です。
ビジネス系のことを学びたいけど、詳しいことまで決まっていない、という方は
まずマーケティングを学ぶところからないってみてはどうでしょうか。
学費を抑えて勉強することができる
オーストラリアの専門学校のビジネス系のコースは、大学やTAFEなどのコースに比べて、学費が安いです。
自分で費用を払う必要がある、という方はぜひ検討してみてください。
また、学校によっても学費が大きく異なりますので、比べて決めることを強くオススメします。
Diplomaなどの次につながる資格が得られる
Certificate IVを取得したら、Diplomaという新しい道ができます。
マーケティングで永住ビザまで取れるかは厳しいところですが、
次の1年でさらにスキルアップできると考えたら利点になるのではないでしょうか。
デメリット
入門レベルなので仕事にはつながらない
過去にビジネスを学んだ経験なしで学べるのは利点なのですが、
同時に入門レベルとなるので仕事探しにはつながらないのでは。。というのが正直な感想です。
このCertificate Ⅳを取ってからDiplomaに進んで、さらに知識をつければ転職の可能性も出てくるのではないでしょうか。
経験と実績は得られない
再び仕事探しに関係しますが、資格を取っただけでは転職に必要な「経験と実績」というものは得られません。
方法を知っていても、実際にやり遂げるのとは天と地の差ですよね。
経験を積むためには、やはり自分で何ができるのかを考えて自分で行動することが大事だと思います。
将来の永住ビザ的なプラスは特にない
将来的に永住ビザを目指すのであれば、マーケティングを学ぶことにあまり魅力はないかと思います。
企業にスポンサーとなってもらい、最終的に永住権につなげる職業で有名なのは、シェフやチャイルドケアですよね。
どんな道も簡単に永住権が得られるわけではないですが、マーケティングとなると困難なのは確かです。
まとめ
以上、「【留学体験談】オーストラリアでゼロからマーケティング資格を取得する方法」についてでした!
いかがでしたでしょうか?
デメリットもいくつかありますが、
純粋にスキルアップのために学ぶのであればとても有益な資格です。
オーストラリアでの資格取得を考えているのであれば、ぜひ検討してみてください☆
英語力に自信がないよ、という方は過去記事もチェック☆